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ワールドコン用語辞典メンバーシップ(Membership)ワールドコンの参加者はメンバーと呼ばれます。これは、その時のコンベンションの参加者がその年のWSFSの会員になるという意味合いを持つからです。それ故、ビジネスミーティングと呼ばれるWSFSの会議には、メンバーであれば誰でも参加することができます。 WSFS(World science Fiction Society)ワールドコンの使用許諾を行う組織です。 ゲスト・オブ・オナー(Guest of honor)GOHとも書かれる各ワールドコンの顔となる主賓です。作家、アーティスト、ファンから一組づつ選ばれるのは定番で、開催地によっては編集者やコミックアーティストなどが加わることもあります。 サイトセレクション(Site Selection)ワールドコン開催地は開催年の2年前のワールドコンで決定致します。 ビッド(Bid)開催地に立候補する事です。開催の立候補をした各地の誘致委員会では投票の数年前から立候補を表明し、世界SF大会、または、全米各地で行われる大小様々なSFコンベンション(ローカルコンベンション)の参加者に向け誘致のためのプロモーションを開始します。プレサポーティングの為のテーブルを各コンベンションの展示スペースに置いたり、夜パーティを開くなどして候補地のアピールや委員会の充実度を参加者に示します。 プレサポーティング(Pre-supporting)サポートメンバーシップとまぎらわしい呼称ですが、全く別のものです。プレサポーティングとはビッドをしている候補地の一つを支持し、開催を応援するという意味合いのものです。 フレンドシップ(Friendship)Pre-supportingより、尚強力な応援をしたい人達が申し込みます。金額はプレサポートの5倍から7倍になります。 バッジ(Badge)メンバーは大会開催中、会場内では常に名札を見える所に付けなくてはなりません。 この名札をバッジと呼びます。バッジがないと会場内に入ることができません。 記載される名前は必ずしも本名である必要はなく、あだ名やペンネームなどを使う人もいます。 このバッジをなくした場合はまず再発行されませんので、中に入るためにはもう一度大会参加費を支払わなくてはならなくなります。但し、無くしたバッジが見つかった場合は新たに払った大会参加費は払い戻して貰えます。 リボン(Ribbon)ワールドコンではバッジの下に様々な色のリボンを付けた人をよく見かけます。これらにはVolunteer(ボランティア)、Committee(大会スタッフ)、Dealer(ディーラーズルームに出店している人) 、Program Participant (企画出演者)、Artist(アートショー出品者) 、Rover(警備)など、その人がどう大会と係わっているかを示す単語が書かれています。メンバーはそれを見てその人が大会で何をしているかを知り、警備はリボンによりその人が入ることが出来る区分を知ることができます。 コンスイート(Con Suite)メンバー達がくつろぐ為の部屋です。大会側が飲み物やスナック類、時にはパンなどを用意し、参加者であればこれらを無料で飲食する事ができます。 とは言え、空腹を満たす為にくる人はあまりいません。ファンゴシップに興じたり、旧交を温め会ったり、プログラムについて語り合ったりする横につまめる物が置いてあるという感じです。 コンスイートのスタッフは食料品などの確保の為、地元の企業などに寄付を募ったりします。 グリーンルーム(Green Room)企画に出演する人たちの控え室です。プロ、ファン関係なく、企画に出演する人(Program Participant)は全て利用できます。こちらもコンスイート同様、ちょっとした食べ物や飲み物が提供されます。 ボランティアスイート(Volunteer Suite)ボランティアスタッフの為の休憩所です。ボランティアに登録すれば入ることが出来ます。ここには、食事がとれなかった人たちの為に飲み物や、ペストリーが置かれています。こことは別にコンベンションのスタッフが利用するスタッフスイートが置かれる場合もあります。提供されるサービスは、ボランティアスイートが一番厚く、続いて、グリーンルーム、コンスイートです。 ボランティア(Volunteer)ワールドコンはすべて無償のボランティアで運営されています。コミッティメンバーと呼ばれるスタッフもちゃんと参加費を支払い、アテンディングメンバーシップを持たなくてはなりません。 プログラム・パーティシパント(Program Participant)企画の出演者です。企画を主催、出演する参加者は参加受付を済ませてから企画出演者用の受付にもチェックインしなくてはなりません。この受付で自分の出演する企画の時間や場所のリスト、パネルに出演する場合机の前に貼る自分の名札、そしてProgram Participantと印刷されたリボンを受け取ります。ワールドコンでは、企画に参加している作家やアーティストもゲスト・オブ・オナー以外は他の参加者同様に参加費を支払っているメンバーですから、同じように受付をしています。 ビジネス・ミーティング(Business meeting)WSFS(World science Fiction Society)の総会です。 ワールドコンの参加者はすべてWSFSのメンバーですので参加する権利があり、もちろん採決にも加われます。 アートショー (Art Show)イラスト、立体物、アクセサリーなどを展示する企画の名称です。有名なイラストレーターや一般参加者の作品が玉石混合で展示されています。アートショーに出展するにはメンバーシップを得るか、メンバーシップを持った代理人が必要で、展示用のパネルやスペースは有料です。 ディーラーズ(Dealers room)書籍、衣装、アクセサリー、武器、小物、Tシャツなど、SFやファンタジーに関連する様々な商品が販売されている場所です。業者だけではなく、一般の参加者が手作りの作品を売る店もあります。現金だけではなくカードの使用をできる店もあり、クオリティも千差万別でさながらSFのみの市です。出店スペースは有料で、事前の申込が必要です。 エキジビション(Exhibition)ワールドコンやSFの歴史など、様々な物品が展示されている場所です。ヒューゴートロフィーの展示や有名ファンのポートレート、ゲスト・オブ・オナーに関する展示などや映像作品の小道具などが展示されている事もあります。 リーディング(Reading)朗読会。ワールドコンではポピュラーな企画で、多くの場合作家自らが自作を朗読します。これは企画として行われる場合だけでなく、出版社がディーラーズルームの自社のブースで、売り出し中の作家に自作を読ませている事もあります。 マスカレード(Masquerade)仮装コンテストの事です。ワールドコンではメジャーイベントと呼ばれるものの一つです。SFやファンタジーの作品の登場人物に扮したり、オリジナルのキャラクターになった人たちがウォーキングやパフォーマンスなどをステージ上で披露します。マスカレードには様々なカテゴリーがあり、優秀者にはそれぞれ賞が与えられます。 オートグラフ(Autograph)サイン会の事です。オートグラフの会場にはいくつものテーブルが並べられ、毎時違った作家やアーティストの方が座ってサインをしてくれます。欧米では色紙ではなく、著作や画集にサインをしてもらうのが一般的です。 カフェクラッチェ(Kaffee Klatsches)作家やアーティスト、有名ファン、編集者などとのお茶会です。人数制限があり参加のためには申込をしなくてはなりません。人気のあるひとはすぐに定員いっぱいになってしまうので、早めの申込が必至です。カフェクラッチェでは、自由に作家などと話をすることができます。 Content © 2008 Victorian Science Fiction Conventions | Privacy policy | Terms of Use | Code of Conduct ©2002-2010 特定非営利活動法人 SF国際交流会 Japanese Association for Science Fiction International Communication (JASFIC) 英語サイトの情報の一部を日本語へ翻訳していますが、内容が異なる場合は英語版の内容が優先します。 |